人の生命活動に欠かすことのできない「ホルモン」…専門医が解説する、意外な"分泌の優先順位"とは?

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あえて「メンタル的要因」を分けたのは、精神的なストレスというものは、個々が置かれている事情がかなり異なっていて、根本の原因をすぐに取り除けない場合が多いからです。

会社の人間関係でストレスをためているといっても、他人はコントロールできないし、すぐに仕事を辞めるわけにはいかない事情もあるでしょう。そうした外部要因に働きかけていくのは、時間がかかってしまうし、実際にうまく変えられないことも多いのです。

副腎疲労になりやすい環境に囲まれている現代人

③の「環境的要因」は、まわりの環境からの刺激によって引き起こされる炎症です。

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たとえば、自動車の排ガスや、殺虫剤に含まれるピレスロイドという毒素。

これらが体内にどの程度蓄積しているかは尿検査でわかりますが、蓄積量が多くなると、発育や脳のトラブルを引き起こしたり、認知症などのリスクを高めたりします。

また、あまり意識しないところでは、日常的に使う食器・洗濯用の洗剤や柔軟剤、難燃剤などもよくありません。

私たちは、生活環境を清潔にしようとして、殺虫剤や消臭剤を過度に使用するあまりに、逆に体を傷つけていることがあるのです。食品に含まれる増粘剤などの添加物なども、強いストレスになります。

その意味では、現代人はどんな人でも、副腎疲労になりやすい環境に囲まれて生きているといえるでしょう。

現在の副腎疲労は、環境からの毒素が多すぎて、むかしに比べて治りが悪くなっていることも、ぜひ知っておいてほしいと思います。

本間 良子 スクエアクリニック院長、日本抗加齢医学会専門医、米国抗加齢医学会フェロー

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ほんま りょうこ / Ryoko Honma

スクエアクリニック院長。日本抗加齢医学会専門医、米国抗加齢医学会フェロー、日本医師会認定産業医、日本内科学会会員。聖マリアンナ医科大学医学部卒業後、同大学病院総合診療内科入局。副腎疲労の夫をサポートした経験を活かし、米国で学んだ最先端医療に基づく栄養指導もおこなう。アドレナル・ファティーグ(副腎疲労)の提唱者であるウィルソン博士に師事し、日本初の「副腎疲労外来」を開設。また「グルテンフリー外来」を立ち上げ、心身のケアを行う。

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