人の生命活動に欠かすことのできない「ホルモン」…専門医が解説する、意外な"分泌の優先順位"とは?
あくまで生まれ持った性についての性質・傾向を除外した話ですが、アメリカでは、「副腎疲労気味の人が増えているから、ユニセックスな男性が増えた」などといわれたりすることがあるほどです。
日本でも「草食系男子」などと呼ばれていますが、男性性を前面に押し出すようなスタイルを息苦しく感じる人が増えているのは、案外、副腎疲労にも原因があるのかもしれません。
話を戻すと、逆に副腎が健康であれば、安心して妊娠・出産ができる体がつくられます。実際に私のクリニックでは、副腎疲労の治療を続けるなかで、思いもよらず妊娠した患者さんがたくさんいます。
副腎が元気であれば、結果的に甲状腺ホルモンがしっかり出てきて、性ホルモンの分泌もうながされていくのです。
体内で「炎症」を引き起こす3つの要因
あらゆる体の不調は各部位の炎症が原因で引き起こされ、それを抑えるコルチゾールを分泌する副腎が疲労していくと、体内にさらに炎症が引き起こされていきます。
炎症の要因は、大きく3つあります。
①身体的要因
②メンタル的要因
③環境的要因
まず①についてですが、体が疲れ炎症を起こしはじめると、副腎はその炎症を消すために働き続けます。しかし、炎症の原因となる小麦などを食べ続けることで消火活動が休みなく続いてしまうと、やがて副腎のほうが「燃え尽き」てしまうわけです。
②の「メンタル的要因」は、精神的なストレスによって引き起こされる炎症です。もちろん、メンタルといっても神経をはじめ体の反応ですから、ストレスという神経などの炎症に対しても、副腎はコルチゾールを出して抑えようとします。
ただ、それがうまくいかない場合、うつ症状などが現れることが多くなります。





















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