SkyDriveが東京で一体運用実証、空飛ぶクルマは「飛行ショー」から商用化段階へ進めるか

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兼松の中村氏は自動運転との連携にも言及した。「空飛ぶクルマと自動運転バス・タクシーを組み合わせ、電気自動車と充電器を共有することもできる。地方部では自動運転もセットで提案したい」と語った。

1つの離着陸場に駐機場3つを備えた場合、1時間あたり約6回の離着陸が見込め、安全マージンを確保しても12人程度を輸送できるという。

Skyports
ターミナルのデッキから見た会場全景。カラーコーンで仕切られた駐車場の先に海が広がる(写真:筆者撮影)

サービスも含めた検証ができた

東京都デジタルサービス局の大井征史スマートシティ推進担当課長は「まずは27〜28年に一部で始め、その後市街地に展開できればよい」と段階的な進め方を示した。今回の実証について「機体を飛ばすだけでなく、サービスも含めた検証ができた」と評価した。

25年の大阪・関西万博ではSkyDrive、LIFT Aircraft、Joby Aviationの3社が会期中にデモフライトを実施し、一般来場者に空飛ぶクルマの飛行を披露した。アメリカでは28年のロサンゼルス五輪に向けてeVTOLの運用計画が進む。

商用化競争が加速するなかで、今回の東京での実証は「乗る・降りる・管理する」という運用全体を検証した点に意義がある。インフラや海外受注の準備は進むが、商用化の前提となる型式証明の取得時期はまだ見通せていない。申請から4年以上が経過し、認証プロセスの加速が最大の課題だ。

石井 徹 モバイル・ITライター

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いしい とおる / Toru Ishii

1990年生まれ。神奈川県出身。専修大学法学部卒業。携帯電話専門媒体で記者としてのキャリアをスタート。フリーランス転身後、スマートフォン、AI、自動運転など最新テクノロジーの動向を幅広く取材している。Xアカウント:@ishiit_aroka

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