「万病のもと=炎症」を抑えるために活躍…あらゆる不調の"火消し役"を担う【無名のホルモン】の正体

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その場所は、体の背面に左右一対で向き合っている腎臓の上にあります。腎臓の上に、同じく左右一対でのっている小さな臓器が副腎なのです。

(出所:『小麦抜きのすすめ 3週間の脱小麦であなたの体に奇跡が起きる!』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

体のほとんどの炎症に「副腎」が関係している

副腎は、ストレスに対処するために50種類以上ものホルモンをつくり出しています。そして、このホルモンのひとつが先に書いたコルチゾールです。

コルチゾールは、体内の炎症を鎮めるほかにも、血糖値や血圧のコントロール、免疫機能の調整、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランス調整、睡眠リズムの調整、メンタルを安定させる働きなど、人間の体にとってとても重要な機能を果たしています。

いわば、コルチゾールは体内の「火消し役」。「〜炎」というように、体の中の炎症と名が付くものに、コルチゾールが火消しとして関与しています。

たとえば、アトピー性皮膚炎なら、皮膚「炎」。その炎症を抑えるために、病院へ行くと、多くの場合、体のさまざまな炎症を鎮める「ステロイド(副腎皮質)ホルモン」の外用剤が処方されるでしょう。

副腎皮質は、副腎の外側の皮のような部分のことで、ここでコルチゾールの一種である糖質コルチコイドが分泌されます。でも、その分だけでは炎症を抑えられないので、皮膚が炎症を起こすわけです。そこで、ステロイド剤が処方されます。

同じように、喘息性気管支炎も、気管支「炎」。体内の火消し役であるコルチゾールが不足して炎症が起きているので、不足分は、体外から吸入ステロイド剤の治療をせざるを得ないわけです。

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