「5年に1回は起こるありふれたこと」でしかない…人気投資家が辿りついた"暴落は茶番"という境地
頭のなかでは、「売却しない限り損失は確定しない」「そのうち株価は回復する」と理解していても、メンタルが耐えられず不合理な判断をしてしまうのです。幸いにも、投資に関して理論武装を開始していたわたしはそこで思いとどまることができ、狼狽売りをせずに済みました。
しかし、SNSには「パンデミックで世界は壊滅。しばらく経済は回復しない」「もうおしまいだ!」と不安を煽る投稿が散見され、「わたしも株式を売って現金を確保したほうがいいのかな……」と弱気になる瞬間がなかったとはいえません。
それでも、最終的には世間の不安に同調せず狼狽せずにいられたのは、株式投資初心者なりに必死になって勉強して、知識を身につけていたからです。
わたしのなかで信頼できる投資系YouTubeチャンネルを観て、「暴落への気構え」を学び、株式投資の名著を読むたびに、「暴落は耐えろ」「チャンスだ」と書かれているのを知っていたため、理性が働いたのだと思います。
「暴落は5年に1回は起こるありふれたこと」
下の表は、1980年代から2010年代の世界の株式市場における「20%以上の下落」をまとめたものです。ここでいう弱気相場とは、直近の株価の最高値から20%下落した相場のことであり、低迷した状態の期間を表しています。
※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください
見ての通りですが、マイナス20%以上の暴落は10年に2回は発生します。つまり、30年間投資をしていれば単純計算で6回は直面することになるわけで、暴落や弱気相場はかなりの頻度で起こるということです。
期間についても、直前の最高値から20%以上も下落している状態は長くて30カ月(2年半程度)、短ければ2カ月、平均すれば11カ月程度となります。
心理学的に、不安や恐怖という感情は「わからないこと」に対して強く働きます。でも、「暴落は5年に1回は起こるありふれたこと」「1年弱も我慢すれば元に戻りはじめる」と理解しておけば、恐怖心はかなり和らぎます。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら