Anker参入で過熱するAI文字起こしデバイス市場、専用機は本当に必要なのか? 選ぶ際のポイントとは
たとえば、音響の整った個室で話しているような良好な環境であれば、特に問題は生じない。しかし、現実には音声をクリアに取得できないシチュエーションも多い。例えば、広い会議室で反対側に座る人の声が遠かったり、講演会場で離れた登壇者の声をマイクで拾わざるを得なかったりする場合だ。
筆者は、賑やかな喫茶店での対談に文字起こしデバイスを使った際に、声の大きな隣の客の話が混じって文字起こしされてしまい、閉口したことがある。
リアルタイムか一括処理か
文字起こしデバイスによって、動作の仕組みは違う。
たとえば、NottaアプリをiPhoneやMacで使ったり、Zenchord 1を使ったりした場合は、音声はリアルタイムでNottaのサービスに送られ、文字起こしされる。つまり、会議をしながら文字起こしを見ることができる。
その場で役立てることもできるし、リアルタイムで翻訳することも可能なので、自分の聞き取れない言語が混じる場合には特に便利だ。
一方、Notta MemoやSoundcore Workは、デバイス単体で録音できる。つまり、スマホで録画など他の作業をしていても、極端な話、電源が入っていなくても問題ない。スマホの電源が入って、アプリが立ち上がっている時に、デバイスはスマホを介して音声をクラウドに送って文字起こしを行う。筆者は使ったことはないがPlaudも同様のようだ。
Nottaは日本語にアドバンテージを持った文字起こしサービスとして2022年から展開している。Plaudはグローバル展開が先で、2023年10月にスマホの背面に貼るタイプのデバイスをローンチしている。Notta MemoはスマホのNottaと連携するカタチで2025年に発売された。対してSoundcore Workは、先日、2026年2月18日に発表されたばかりだ。バッテリーメーカーAnkerとしての強みを生かし、バッテリー内蔵のベースステーションがクリップ型のマイクと接続する形式を採っている。




















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