妻の長所は「いろんな物事に対してあまり迷わないところ」。「そこに惹かれました。僕は昔から迷うことが多くて、迷った挙句に行動できないこともよくありました」。
自分にはないものを持っている妻と「沖縄が好き」という共通点で意気投合し、交際に発展した。その半年〜1年後には結婚。義両親への結婚挨拶では、義父が大腸癌を患った直後だったこともあり「娘が家庭を持つことにホッとした様子だった」という。ちなみに義父は病気を克服し、義母ともに現在も健在だが、中山さんの両親は既に他界している。
アラフィフからの育児「意外と悪くない」
若い頃は「他人の価値観に揺らぎやすく、いつも迷っていた」という中山さん。もしも20代、30代の頃の自分だったら、布オムツ育児は実践していただろうか。
「多分『やってみたい』とは思ったと思います。でも、周囲の目を考えたり、妻から反対されたりしたら『やっぱりやめておこう』と諦めていたかもしれません。でも50代を過ぎた今は、多少のことでは自分の軸がぶれなくなってきた。だから、育児も含めてあまり迷いなく、自由に生きることができるようになったなと思います」
子どもたちに対して「よく自分の元に来てくれた。できることはなんでもしてあげたい」といつも想ってやまないという中山さん。育児ができることを心底幸せに感じていることが伝わってくる。その実感を通して、人生の後半に差し掛かる年齢からの育児も「意外と悪くないぞ」と感じているという。
一方で、中高年からの育児にともなう不安も尽きない。目下の不安は「お金」の問題だ。中山さんは「アラフィフから育児を始めて、唯一デメリットかもと思っているのはそこですね」と、ややトーンを落として呟いた。
後編ではアラフィフ育児に関するお金の不安や、健康とタバコの問題、YouTubeなどの動画が大好きな子どもたちのエピソードなどを紹介する。
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