スタートアップM&Aで世界トップを実現する経営とは 半導体再生ウェーハのRSテクノロジーズ社のM&Aを専門家が読み解く
ラサ工業との出会い
再生モデルのM&Aとは、スタートアップが買収者となり、大企業で非中核となった事業など、低成長の成熟した事業を買収して成長事業に転換するモデルだ。
ここでは、この再生モデルのM&Aで、半導体再生ウェーハ世界トップを実現した、RSテクノロジーズ社を取り上げよう。
RSテクノロジーズの創業者である方永義氏は、自身がタイヤやPCの中古品の輸出を手掛けていたとき、インテルの使用済みシリコンウェーハの取引で、ウェーハを再生するラサ工業と出会った。
その後、2010年にラサ工業は再生シリコンウェーハ事業から撤退することになった。
当初、方氏は再生ウェーハの設備を譲り受けて、転売する計画だったという。そして、台湾の企業にこの設備の買い取りを持ちかけたところ、数十億円、さらにこの台湾企業の株式10%分をプラスするというオファーがあった。
方氏はこの再生ウェーハ事業には高い価値があることに気付き、事業として承継することにした。このとき生産設備が台湾企業に転売されていたら、日本から再生ウェーハの事業がひとつ消えていたことになる。





















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