親の認知症が心配な人が、電話や食事中に聞くべき「ある質問」。脳の衰えを遅らせる"意外な会話術"

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ビデオ通話をしながら食事をするシニア女性
自分だけでなく、家族の脳の健康を保つことはとても重要です(写真:USSIE/PIXTA)
「親や配偶者が認知症になったら……」という不安は、家族の生活をも一変させます。実は、特別な訓練なしに家庭で今すぐ始められる脳のケアがあります。鍵を握るのは、日々の「最近の話」。本稿では『脳が長持ちする会話』より一部抜粋のうえ、離れて暮らす親の脳をも刺激し、家族全員を共倒れから守る、対話の処方箋をご紹介します。

心配な人と「最近の話」をする

将来の自分の認知症予防も気になるけれど、今まさに老齢期にある親の認知症が心配だという方も少なくないでしょう。

夫や妻など、パートナーの将来が心配という方もいると思います。周りから見て心配な人ほど、本人は全く意識していなかったり、根拠なく自分は関係ないと思っていたりするものです。だからこそ心配と言えます。

家族が病気になると、他の家族は少なからず影響を受けますが、認知症の場合、その影響が他と比べてとても大きいです。家族負担がとても大きく、家族で介護している人の約半分にうつ状態が認められるという報告もあります。このため、自分だけでなく、家族の脳の健康を保つことはとても重要です。

家族のかたちはさまざまで、良好な関係にある方も、コミュニケーションが困難な方もいると思います。物理的な距離の近さや遠さ、家族構成も関係するでしょう。

かたちや状況は家族の数だけあるのですが、もし家族とのコミュニケーションがスムーズで、家族のこれからの時間に並走したいと考えている人は、「最近の話をする」ことで、本人が自分で意識しなくても、周りから働きかけることがある程度可能です。なぜならば、最近の話をするときは、昔の話をするときと比べて、覚えるときに働く認知機能をさらに使うためです。

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