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親の認知症が心配な人が、電話や食事中に聞くべき「ある質問」。脳の衰えを遅らせる"意外な会話術"

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  • 大武 美保子 ロボット工学博士、認知症予防研究者
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一緒に住んでいる家族で、夕食を一緒にとるのであれば、「今日会ったことを今日話す」のが良いです。そんなことは当たり前ではないかと言われそうですが、当たり前のことほど深いものはないと、当たり前のことが脳にどのように作用するかを一つずつひもといていてわかります。

その日1日を別々に行動していたのであれば、それぞれが見聞きしたことについて話し、一緒に過ごしたのであれば、一緒に見聞きしたことについて一緒に思い出します。楽しいことであれば、思い出すことで、楽しさを増幅することができます。

長年一緒に暮らしていて、新しく話すことなど何もない、とおっしゃる方もいますが、だからと言って話さないでいると、せっかくの脳を活用する機会が減ってしまいます。

離れて暮らしている人と「最近の話」をする

1人で暮らしている場合、家で夕食をとっても、1日を一緒に振り返る話し相手がいないことになります。そのような場合でも、会話をすることは可能です。

コロナ禍を機に、遠隔会議システムを用いて、人と一緒に食事することが、可能であることがわかりました。実際、80代の人が、20代の孫に設定してもらって、遠隔会議システムでつないで一緒に食事をするケースもあるようです。

自分が40代、50代で、離れて1人で暮らしている70代、80代、90代の親が心配、そういう方も多いと思います。毎日とは言わないまでも、時折電話をかけて、様子を確認することもあると思います。

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【考えること自体が、高度な脳の働きを活用することになる】

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