親の認知症が心配な人が、電話や食事中に聞くべき「ある質問」。脳の衰えを遅らせる"意外な会話術"

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そのようなとき、できるだけ何をしているのか、何に興味を持っているのかを聴き取って、最近のできごとについて、質問すると良いでしょう。ヨガが好きな人であれば、「昨日のヨガ教室はどうだった? 何か新しい動きを教わった?」などと、聞いてみましょう。

読者の中には、友人が認知症になるのではないかと心配という方もいると思います。そういうときは、その友人に、ここまでに書いた家族の場合と同様、最近の話をする機会をあの手この手で作るとよいと思います。

脳を長持ちさせる方法について会話をする

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そうは言っても、簡単には話に乗ってきてもらえない、話が続かない、そんなことができれば苦労しない、という声も聞こえてきそうです。このような話題であれば、喜んで話してもらえるかもしれない、または、聞いてもらえるかもしれない、と考えること自体が、考える人にとっても、高度な脳の働きを活用することになります。

そして、うまく行けば、話しかけられた人も、脳の中をシグナルが飛び交って、シグナルの通り道が強化されることでしょう。

会話を通じて関係性を築いているうちに、脳を長持ちさせる工夫について、興味を持ってもらえることもあるかもしれません。そうすればしめたものです。

大武 美保子 ロボット工学博士、認知症予防研究者

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おおたけ みほこ / Ootake Mihoko

ロボット工学博士、理化学研究所 革新知能統合研究センター 目的指向基盤技術研究グループ 認知行動支援技術チーム チームディレクター。東京大学大学院博士課程修了。博士(工学)。日本学術振興会特別研究員、東京大学大学院特任助手、助教授、准教授などを経て現職。祖母の認知症をきっかけに、会話支援AIによる認知行動支援技術の開発に従事。会話訓練法として編み出した「共想法」と会話支援ロボット「ぼのちゃん」を活用した認知症予防支援にも取り組む。

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