「最近の話」ができない人は脳が危ない? 「昔話」は饒舌な人ほど見落とす"深刻事態"と劇的改善の処方箋

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話し合うシニア男性
「最近のことが話せなくなる」のは認知機能低下のサインかもしれません(写真:metamorworks/PIXTA)
昔の話は饒舌なのに、最近の出来事になると言葉に詰まる――。それは単なる物忘れではなく、脳の「書き込み機能」低下のサインかもしれません。本稿では『脳が長持ちする会話』より一部抜粋のうえ、脳の可塑性を引き出し、会話を活性化させる驚きの処方箋を解説します。

「最近のことが話せない」のにはワケがある

講演会やセミナーなどの冒頭に、年始であれば「お正月はどんなことをしましたか?」、夏休み明けであれば「どんな体験をしましたか?」と尋ねることがあります。

すると、参加者の多くの方がポカンとした顔をなさいます。「何があったっけ?」と一生懸命思い出しているのだと思います。焦ったそぶりを見せる方の内心は、「当てられたら何も答えられない……」ということでしょう。

ここで考えてみたいと思います。では、「最近のことが話せない」というのはどういう記憶のプロセスにより起こるのでしょう。

「最近の話」ができるのは、「①覚える、②覚えておいて、③思い出す」の3つのプロセスがきちんとできているからです。「昔の話」ができるのは、今「②覚えておいて、③思い出す」はできていますが、今「①覚える」ができているかどうかわからない状態です。昔はできていたけど、今はしづらくなっている可能性があるのです。

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