「10年前は坪149万だった」大阪のタワマンが4倍に爆騰。汐留の失敗に学んだ"グラングリーン大阪"の超贅沢な空間活用

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A氏が、「ザ・パークハウス中之島タワー」の40階から41階にある共用施設のビューラウンジとパーティーラウンジを案内してくれた。大阪市内が一望でき、さらに大阪平野の東縁をつくる生駒山地の稜線がきれいに見えた。

真下に目を向けると、大きな工事が進行している。通称、「中之島五丁目3番地計画」と言われる再開発で、なにわ筋線の新駅「中之島駅(仮称)」の整備やタワーマンション2棟の建設を含む大掛かりな複合再開発の現場だった。住友商事や住友不動産が主導している。ツインタワーが完成すれば、総戸数合わせて1000戸を超える規模の街区が生まれる。

再開発により、隣接するリーガロイヤルホテル大阪やグランキューブ大阪(大阪国際会議場)との一体感も期待される。当然、真横に立つA氏所有の「ザ・パークハウス中之島タワー」の価値も引き上げられるだろう。

住友不動産は、2015年、東京都中央区晴海3丁目、勝どき駅から徒歩5分の立地に、「ドゥ・トゥール」というツインのタワマンを建てた。この「ドゥ・トゥール」の誕生は勝どきエリアの不動産価値を高めるのに貢献した。不動産業界では、「住友不動産が建てれば地価が動く」と言われるゆえんだ。

150メートル級のタワマンが乱立

大阪市内は、現在、タワーマンションの建設ラッシュだ。関電不動産や阪急阪神不動産、近鉄不動産、積水ハウスといった地元資本だけでなく、東京から三井不動産や東京建物、東急不動産も参戦している。

私は、大阪城の天守閣に登って、東西南北の方向に大阪市内を見渡してみた。

方位ごとに展望案内板があり、見えている景色のパノラマ写真に、山や建物名が書かれていたが、近年のタワーマンション乱立により、案内板の写真と現実に見える景色がだいぶ違っていた。2020年頃から一気に150メートル級のタワーが増えたようだ。

特に、堂島や北浜あたりに、建設中の案件が多い。

2024年1月に完成した、東京建物の「Brillia Tower 堂島」を見に行った。高層階がホテルフロアになっていて、大阪府初進出の「フォーシーズンズホテル大阪(Four Seasons Hotel Osaka)」が入居したことで話題になった。住居棟の売り出し価格を見ると、8億円をつけている部屋もあった。

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