Googleが面接の「過去問」を全員に配った意外な理由 重視した"公平なスタートライン"

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グーグルには、「みんなで大きな問題を解決し、世の中をよりよくしたい」という価値観が、創業当初からの普遍的なカルチャーとして根づいています。その価値観のベースラインは変えずに、自社にプラスとなる新しい価値観であれば柔軟に受け入れ、「グーグルらしさ」をよりアップデートしていく。「不易と流行」という言葉があるように、普遍的に変えてはいけない価値観と、組織の成長のために柔軟に受け入れるべき価値観を分けているのです。

DE&Iは採用力を高める「最強の武器」になる

昨今の人的資本経営の流れを受け、日本企業でもDE&Iへの取り組みが進んでいます。2023年からは上場企業などを対象に人的資本の情報開示が義務化され、女性管理職比率や男女間賃金格差などの指標の公表が求められるようになりました。

一方で、DE&Iという言葉には「とりあえず取り組まなければならない」という義務感やチャリティのニュアンスが伴っているように見受けられます。ゆえに数値目標の達成ばかりが先行しがちで「なぜDE&Iに取り組む必要があるのか」という目的があいまいではないか、と私は危惧しています。

DE&Iは、決してチャリティで取り組むものではありません。とりわけ採用の観点で言うと、DE&Iは企業の採用競争力を高めるために取り組むべき重要課題である、と私は断言します。

国内労働人口の減少が進む中で、働ける人のパイをなるべく確保し、広げる努力をしないと、企業の衰退は目に見えています。

にもかかわらず「この仕事は男性でないと回らない」「日本人でなければコミュニケーションが難しい」などと性別や人種などによる制約に拘泥し続けるのは、自らそのパイを縮めているようなもので、この人材難の時代にリスクでしかありません。

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