Googleが面接の「過去問」を全員に配った意外な理由 重視した"公平なスタートライン"

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「男性でないと……」「日本人でないと……」という業務が仮にあるのであれば、業務プロセスを見直す。あるいはテクノロジーの力を活用することで制約を取り払い、女性でも、外国人でもできる業務へとアップデートしていく。そうすることで、その業界ではこれまで採用のプールに入ってこなかった候補者も自社に取り込むことができれば、採用戦略上優位に立つことができます。

採用競争力を高めるために不可欠な武器

現に、ソフトウェアエンジニアの市場ではグローバルレベルでトップタレントの獲得競争が激化しています。グーグルでも、以前はコアプロダクト開発のエンジニアをシリコンバレーの本社に集めていたのですが、それではトップエンジニアの採用が難しくなり、今日では世界各地にサテライトの開発拠点を設けるなどの受け入れ策を講じています。

自社が求めるスキルセットを持っている人材が、これまで着目していなかった人材プールにいるのであれば、その人材が力を発揮できる仕組みをいち早く構築し、受け入れるべきです。そのアクションにいち早く踏み切った企業こそが「ブルーオーシャン」を開拓することができます。

DE&Iは、決して外面をよく見せる“お化粧”ではなく、企業の採用競争力を高めるために不可欠な“武器”となるのです。

小川高子 パナリット・グループ株式会社 代表取締役CEO

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おがわ・たかこ / Takako Ogawa

ワークスアプリケーションズ人事部採用チームを経て、グーグル・ジャパンに入社。採用・人材開発業務に従事し、2014年に同社内にてイノベーションアワードを受賞。2015年よりGoogle米国本社人事戦略室にてシニアプロジェクトマネジャーとして、全社的な人事戦略および制度改革を推進。
技術職向け面接DXプロジェクトや、グローバル全社を対象としたJob Analysis、社員同士の学習を促進するpeer to peerラーニングプログラムの立ち上げなどに携わり、人事業務の効率化と成果向上に大きく貢献した。
Googleで実践されていた「データに基づく戦略的で質の高い人事」を、特別な企業だけでなく日本企業のあたりまえにしたいとの思いから、2019年にPanalyt Pte. Ltd.へ共同創業者として参画。同年、パナリット日本法人を設立。2023年よりグループ代表を務める。

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