どこで始めるか、いつ働くか、生計はどう立てるか……就農に興味を持ったら考えるべきこと、すべきこと

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農業に必要なのは「農地」だけではありません。見過ごされがちなのですが、収穫した野菜を出荷するために洗い、箱詰め・袋詰めするための「作業場」も不可欠です。住居と農地が近接していれば自宅の一部を作業場にできるため、農地がある郊外にすでに家を持っている人は就農しやすいということです。

兼業農家は「作物選び」が大事

次に考えるべきなのは「いつ、農業をするか」。作物は日ごとに成長するので細やかに手入れしてやらなくてはいけません。そう考えると、いくら兼業でも月に1〜2回程度の「通い農業」は現実的ではないですね。自宅で仕事ができる個人事業主や、リモートワークが多い会社員ならば、農業に充てる時間を融通しやすいでしょう。

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また、農業とのダブルワークを成立させたいのであれば、季節性の強い作物に特化するのも手です。その点、『農業は最強の資産形成である』の著者・田中さんが主力作物にイチジクを選んだのは、目の付けどころが素晴らしいですね。

イチジクは柔らかくて流通が難しいので、前回で述べた「地元でつくって、地元で売る」作物としても最適です。

イチジクの栽培で一番忙しいのは初夏〜盛夏で、冬季はあまりする作業がありません。つまり初夏〜盛夏はイチジク栽培に集中し、収穫・出荷してしまえば、冬の間は別のことに時間を割くことができる。これに倣い、たとえば繁忙期と閑散期がはっきりしている仕事に就いている人は、その閑散期の季節に一番手のかかる作物を選び、季節ごとに仕事の軸足を切り替えるのもいいでしょう。

一方、就農を目指すなら、農業の基本は現場で学ぶに越したことはありません。農家はどこも人手不足ですから、手伝いをさせてもらいながら学ぶのが一番手っ取り早いでしょう。

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