「常識がなさ過ぎる…」人事部長が絶句…入社式にスーツで来なかった新人のまさかの"言い分"

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結論を言おう。入社式にオフィスカジュアルで参加していいかどうか。その答えは「会社が決めること」である。

会社が「入社式はフォーマルスタイルで参加すること」と明示していれば、それに従わない新入社員は問題がある。注意されても仕方がない。

しかし何も指定していなければ、オフィスカジュアルで来た新入社員を責めることは難しい。「普通は分かるだろう」は通用しない。なぜなら「普通」の基準が人によって異なる時代だからだ。

ビジネスマナーの基本は「相手の立場に立って考えること」だ。しかし相手の立場は一人ひとり異なる。全員に合わせることは不可能だ。だからこそ、世間一般の価値観に合わせることが基本。

ただし「世間一般」も時代とともに変化する。30年前の「世間一般」と今の「世間一般」は違う。だからこそ、組織として明文化されたルールが必要なのだ。

なぜ服装を明文化すべきなのか

服装のルールを明文化することには、3つのメリットがある。

(1)新入社員が迷わなくて済む

(2)人事担当者が個別対応しなくて済む

(3)世代間の認識ギャップによるトラブルを防げる

特に(3)は重要だ。「言わなくても分かる」という前提でルールを曖昧にしておくと、認識のズレが必ず発生する。そしてそのズレは、往々にして感情的な対立を生む。

「最近の若者は常識がない」

「上の世代は頭が固い」

こうした不毛な議論は、ルールを明確にしておけば防げる。

冒頭の人事部長には、こうアドバイスした。

「来年からは、内定者への案内に服装の指定を入れてはいかがですか。『入社式はフォーマルスタイル(スーツ着用)でお越しください』と一文入れるだけで、今回のような問題は起きなくなります」

人事部長は少し考えてから、こう言った。

「確かにそうですね。言わなくても分かると思っていましたが、言わないと分からない時代になったということですか」

その通りである。そしてそれは、良いとか悪いとかの問題ではない。時代の変化に合わせて、組織のルールをアップデートしていく必要があるということだ。

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