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「いじめではなく暴行」「どんどんさらせ」などの声もあるが…栃木・県立高校での「いじめ暴行動画」が拡散、「過剰な私刑」に思うこと

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  • 城戸 譲 ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー
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「過剰な私刑」をあおるような印象操作

これらの要素を勘案するに、話題のXポストは閲覧者を“必要以上の私刑”に導くような、強いバイアスがかけられていたのではないかと筆者は感じる。「いじめの制裁」を大義名分に、自らの影響力を強めようとしているように思わせてしまうのは、一時的なフォロワー増にはつながっても、長期的に見れば得策とは言えない。

そもそも、これだけインパクトのある映像であれば、警察が動かないわけがない。いじめの実態を表沙汰にしつつ、同時並行で警察に情報提供すればよいのではないか。すべてをネット上で完結させようとするから、私刑をコントロールできず、二次被害を引き起こす余地を与えてしまうのだ。

先にも述べたように、インフルエンサーが発火点となって、事態が大きく動くことには一定の意味がある。しかし、そのゴールをどこに設定するかが問題だ。警察を動かすことをひとまずのゴールにするのであれば、今回のやり方はあまりに過剰と言えるだろう。

また、「投稿したら、それで終わり」と感じさせる姿勢も避けるべきだ。過剰な私刑につながらないよう、絶えずユーザーに呼びかける必要がある。その際、火に油を注ぐような印象操作はもってのほかだ。

せっかく社会貢献をしていても、そこに“やりすぎ感”が透けてしまえば、「自己顕示欲を目的にしているのでは」といった、偏った見方を招きかねない。同じく、いじめ撲滅を願う者として、冷静かつ最適な手段が採られることを願っている。

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