「いつの間にか被害者に…」。児童ポルノ、最近よくある3つの手口。深刻化する「グルーミング」、「画像を拡散するぞ」脅迫でエスカレート
「児童ポルノ」手口の実態
大半の日本人が「児童ポルノ嗜好者」と聞いて頭に思い描くのは、中高年層の男性ではないでしょうか。インターネットで少し検索すれば、小学生〜高校生が被害に遭っていると推測される画像や動画はいくらでも出てきます。
児童ポルノは、性的に倒錯した人々の異様な欲望に支えられているため、市場規模はそれなりの大きさになっています。ただし大人のポルノ動画のように合法的に制作することができないので、人々は素人の子どもをターゲットにして、あの手この手で新しい映像を得ようとします。
近年の主な手口として、次の3つが挙げられます。
・SNSやゲームでの接触
・グルーミング
・セクストーション
1つ目の「SNSやゲームでの接触」は、中高年の大人が、10代の若者などに扮して、SNSやゲームで子どもに近づく手法です。
加害者は「○○高校サッカー部のエース」とか「○○女子高の○○推し」といった偽のプロフィールを掲載したアカウントを作り、若い子のアカウントに近づいて、コメントやDM(ダイレクトメッセージ)を通じて仲良くなります。
被害者の子は、同世代の友達ができたと思い込み、親交を深め、個人情報をやりとりするようになる。お互いの間に信頼関係ができ上がると、加害者はさりげないふうを装って相手に性的な画像の提供を求めます。
「私の下着姿を画像で送るから、あなたの下着姿も送って」とか「私って胸の形がおかしいかも。私の胸の画像を送るから、あなたのも送って。比べてみたい」などと言って下着姿や裸の画像を送らせるのです。
保護者は、「うちの子は見ず知らずの人とやりとりなんてしない」と思っているかもしれません。しかし、本当にそう言い切れるでしょうか。



















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