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(写真:タカス / PIXTA)
マイナス金利政策が解除され、好業績に沸く銀行界。行員もさぞ浮かれていると思いきや、行員たちの顔はさえない。人事制度改革によって銀行の常識が覆り、将来が見通しづらくなっているからだ。本特集では銀行員人生の明と暗に迫った。
「コンセプトは実力本位。職員に残っていた年功序列の意識を排したい」。北洋銀行人事部の大橋和哉担当部長は意気込む。
これまで新卒総合職で入行すると、まずは一般行員として勤務。そして数年ごとに主査、調査役、課長、副支店長と昇格し、支店長クラスになれるのは40代だった。
実力次第で“飛び級”が可能に
典型的な年功序列だった人事が一変したのは今年7月。新たに導入した新制度「ポラリス」により、実力次第で“飛び級”が可能になったのだ。大卒の場合、最短27歳にして支店長になれる。中堅世代ではすでにこの秋、飛び級での昇進事例が出たという。
北洋銀行だけではない。同じ7月には、広島銀行と山陰合同銀行もやはり年功序列を撤廃し、実力重視の人事制度に切り替えた。地方銀行もメガバンクに負けじと「脱年功」へと舵を切っているのだ。

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【実際の運用は容易ではない】
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