ブタの遺体に起こっていたこと
解剖台に横たえた「ブタ」は、肋(あばら)が大きく浮いていて、全体が骨ばっていました。
一見して筋肉が少なく、貧血も起こしており、長いこと満足に餌を食べていなかったのだろうと想像できます。皮ふにはハリがなく、脱水していることが見て取れます。解剖してみると、案の定、皮下や体内に通常ならあるはずの脂肪がほとんど見当たりません。胃には潰瘍ができ、出血を起こしていました。
一通りの病理検査を終えての結論は、「十分な餌を食べられなかったことによる衰弱死」です。
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【ミニブタ、マイクロブタのルーツ】
