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ライフ #獣医病理医からみた「動物の話」

まるで「粗挽き黒コショウのよう」野生動物の亡骸から無数の生物が這い出てくる恐怖――20年経っても慣れない解剖前のあの"光景"

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  • 中村 進一 獣医師、獣医病理学専門家
  • 大谷 智通 サイエンスライター、書籍編集者

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飼っている動物が病気になったら、動物病院に連れていきますよね。動物病院には外科、内科、眼科など、さまざまな専門領域の獣医師がいますが、獣医病理医という獣医師がいることを知っていますか?
この記事では、獣医病理医の中村進一氏がこれまでさまざまな動物の病気や死と向き合ってきた中で、印象的だったエピソードをご紹介します。

野生動物の体表はマダニだらけ

ぼくたち獣医病理医が動物の遺体を解剖するとき、とくにそれが野生動物の場合はしばしば、病変よりも先に目に飛び込んでくるもの――それがマダニです。

マダニ(ひとくくりで「マダニ」と呼んでいますが、複数の種類がいます)は固い外皮をもつ比較的大型のダニで、人や動物に取りつき血を吸って生きます(このあとにマダニに写真があります。閲覧にご注意ください)。

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