「リーダーを目指さない自分の未来」を想像してみる
2023年に日本能率協会マネジメントセンターが行った調査によると「管理職になりたくない」と答えた一般社員は77.3%。一方、パーソル総合研究所が2022年に18の国や地域を対象に行った調査でも、「管理職になりたい」と答えた日本人の割合は19.8%と最下位だったそうです。
現場のリーダーと言える管理職になりたいと考える人が減っている傾向について、お2人はどう思いますか?(30代)
岡田:僕が監督から経営者になって、会社で研修制度の整備が必要だと痛感した出来事がありました。ある社員のサッカーコーチを「アカデミーダイレクター」(育成部門を統括する責任者)という役職に任命したのです。
本人は現場のコーチとしては優秀で、性格もいい人間なのですが、コーチを評価する側になったプレッシャーでとうとうある日、会社に来られなくなってしまった。
「彼は管理職に向いていなかったのか」と思ったけれど、それですませてしまっていいのだろうか、と。結局、彼に「管理職とはどういうことか」を教えていなかったのだと、反省したのです。
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【若い人はいろいろと満たされていて欲望が少ない?】
