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「同級生の裸が見たくて…」「罪悪感で眠れない」。安易に《性的ディープフェイク画像》を量産する“未成年”。AI全盛時代に必要な対応は?

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  • 高橋 暁子 成蹊大学特別客員教授/ITジャーナリスト

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※写真はイメージです(写真:buritora / PIXTA)

「興味本位で○○というアプリで好きな子の写真を裸に加工してしまいました。写真が流出することはないのでしょうか」ーー。男子中学生は不安そうに相談する。

年頃の子どもたちが、「あの子の裸が見てみたい」という安易な欲求から、同級生等の性的ディープフェイク画像を作成してしまっている。実態とリスクについて解説したい。

作った後に画像流出が不安になる若者たち

冒頭で男子中学生が利用した「脱衣AI」サービスは、わずか10秒で画像を裸にでき、ユーザー数は100万人突破をうたう。

胸のサイズを変えたり、写真でもイラストでも裸にでき、画像や動画の顔と交換できるという。月額4000円強で、一部無料でも体験できる。このようなアプリは多数あり、ユーザー登録すれば無料からと手軽に利用できてしまうのだ。

「つい利用してしまった。その後、本当に画像の流出がないか心配になって、罪悪感で眠れない。怖くなってサイトにログインしたGoogleアカウントも削除したが、画像は消えたのか」。同じアプリを利用し、あるQ&Aサイトにこのような質問を書き込んでいる男子高校生もいる。

Q&Aサイトには、脱衣AIアプリを使ってしまった中高生たちの質問があふれている状態だ。中高生であれば、異性に興味を持つのは当たり前のこと。しかし、裸の画像が作れるサービスが手軽に利用できることで、衝動的に利用してしまい、冷静になってから不安や後悔に駆られる例が相次いでいるのだ。

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