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現代米国の社会分断を予見した『ザ・ワーク・オブ・ネーションズ』③/人々の分断と衝突を懸念したライシュ。トランプも問題意識は共通だが…

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  • 河野 龍太郎 BNPパリバ証券 経済調査本部長・チーフエコノミスト

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ロバート・B・ライシュ『ザ・ワーク・オブ・ネーションズ 21世紀資本主義のイメージ』中谷 巌 訳/ダイヤモンド社
ビジネスに効く名著のエッセンスを識者がコンパクトに解説する。【原則土曜日更新】

2018年出版の『コモングッド』で、ライシュは、現代資本主義が公共善を軽んじ、市場機能が損なわれ、格差が拡大していると警告し始める。グローバル企業や知識エリート層がますます強い影響力を持ち、一般市民の政治的、経済的発言権が低下しているというのだ。

コモングッドとは、公共善、共益、良識のことで、社会の一員として連帯する市民が互いに負うべき義務を示す。何世代にもわたって積み上げられた信頼の集合体のことでもあり、社会のメンバー全員が共有する価値観である。

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