半導体以外でもヨーロッパが台湾に熱い視線を送る3つの理由、戦略的位置づけ、サプライチェーン、そして自由と民主主義

台湾と世界は運命共同体の関係
台湾の経済評論家の謝金河氏は《デジタル台湾》という番組で、謝志偉氏と呉志中氏を招き、台湾とドイツ・フランスとの関係について鼎談を行った。彼は、ドイツ連邦議会が2025年5月6日に新たな連邦首相を選出する投票を行い、キリスト教民主同盟(CDU)党首のフリードリヒ・メルツ氏が正式に首相に選ばれたことを紹介。彼の就任により、台湾との外交にさらなる突破口が開かれるだろうと述べた。
彼は、TSMCがドイツに工場を建設したことで、同国が台湾の自由と民主主義を理解するようになり、またTSMCの半導体業界におけるリーダーとしての地位に対しても高く評価していると指摘した。
「2024年8月20日、台湾がヨーロッパで2人の政治リーダーから大いに称賛されました。一方、同じ日に台湾海峡では中国が軍艦や戦闘機を派遣し、台湾を威嚇し脅かしていました。これこそが台湾の置かれている状況です」
謝志偉氏はこのように台湾の現状について強調する。2024年9月13日、ドイツの軍艦はフランス、イギリス、アメリカよりも遅れてではあるが、台湾海峡を通過した。
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