韓国で100万人超動員のR18+映画『秘顔』が日本上陸 《露骨な性描写》も意味がある! 壮絶「トンデモ復讐劇」に日本人も惹かれるであろう理由

近年の韓国映画といえば、『パラサイト 半地下の家族』(2020年)の「第72回カンヌ国際映画祭」パルムドール、「第92回アカデミー賞」作品賞受賞が世界的に注目されたが、それ以降、日本では世の中的な話題作が生まれていなかった。
そんな中、韓国でR指定(19歳未満鑑賞禁止)作品では5年ぶりに観客動員100万人を突破するヒットとなったサスペンス『秘顔-ひがん-』(R18+)が、日本で6月20日に公開された。
ネタバレしないように内容を説明するのが難しい作品だが、本質は韓国映画らしいぶっ飛んだ、とんでも復讐劇だ。“秘密の顔”を持つ女と、もうひとりの女の愛と嫉妬の感情が倒錯し、話題を集めた“露骨な性描写”にも意味がある。
どんでん返しが続く巧みなストーリーテリングに翻弄されながら、気づくと2人の女の欲望と狂気が渦巻く世界に溺れている。
戦慄の復讐劇の先に何が待ち受けるのか

主人公はオーケストラの指揮者ソンジン(ソン・スンホン)。ドイツ・ベルリンで出会った婚約者でチェリストのスヨン(チョ・ヨジョン)とともに韓国に帰国し、一緒に生活しながら、彼女の母親が団長を務めるオーケストラでの演奏を仕事にしていた。
そんなある日、結婚を控えたスヨンが失踪し、代理チェリストのミジュ(パク・ジヒョン)がソンジンの前に現れる。すぐに2人の関係は深まる一方、スヨンは行方知れずのまま時間は過ぎていく。
謎に包まれた物語は、ポイントごとに時間軸が巻き戻され、裏で起こっていた秘密と絡み合った伏線が少しずつ紐解かれていく。そして、そこに渦巻く激しい嫉妬と狂気が引き起こした戦慄の復讐劇の全貌が明らかになる。
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