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第三者委をほぼ無視した「いわき信組」の生え抜き人事、不正融資の舞台となった大口融資先X1社グループを直撃取材
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総代会後の囲み取材の中で、金成新理事長は「生え抜きの者が(理事長に)なることによって風通しの良い組織がつくれる」と話した。果たして、前代未聞の不正融資によって信頼を失った組織が、「生え抜き人事」によって生まれ変われるのだろうか。
関係者によると、金成新理事長は経理部長として、金融機関の経営状況などをまとめるディスクロージャー誌の作成などを担っていた。金成氏は「(不正に)まったく関わったことはない」と答えている。
ちなみに、組合のディスクロージャー誌をめぐっては、顧客に無断で融資した金額を貸出残高として虚偽記載していたとして、5月20日に元会長の江尻次郎氏が組合員から告発を受けている。
問われる組合の統治能力
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