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「芳根京子の好演が素晴らしい」「本田響矢の抜擢も見事」…。ドラマ《めおと日和》が”推し活的熱狂”を生んだ背景

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  • 白川 穂先 エンタメコラムニスト/文筆家
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夫役の本田は「男子高生ミスターコン2016」でグランプリを受賞し、ドラマ『セトウツミ』(テレビ東京系、2017年)で俳優デビューした経歴を持つ。

ドラマ、俳優ファンには知られる存在だったが、ゴールデン・プライム帯作品の出演は今回が初だ。

帝国海軍中尉・瀧昌を演じる本田響矢がブレイク中だ(出所:フジテレビ公式YouTube)

本田のようにフレッシュな若手俳優を視聴者が見守る構図は、ブレイク前夜のアイドルをファンが応援する構図とも近いものを感じる。

初めて本田を知り“瀧昌様”に心くすぐられたという視聴者は多く、一気にお茶の間知名度が広がったことで人気が急上昇した。

一方、そんな本田を抜群の安定感で受け止めるのが妻役の芳根だ。彼女はNHKの朝ドラ『べっぴんさん』(2016年)をはじめ主演経験が豊富で、本作も2クール連続のドラマ主演。

『めおと日和』が“瀧昌様人気”にとどまらず“夫婦人気”を得ることになったのは、芳根が演じる「ヒロインの好感度」にも理由がある。

「嫌われないヒロイン」のハードルを超えた芳根

主人公・なつ美は、恋愛経験がないまま嫁ぐことになり、徐々に瀧昌に惹かれていく。瀧昌の服の端をおずおずと引っ張ったり、りんごを食べる様子をリスにたとえられたりと、小動物的な愛らしい仕草が多い役どころだ。

生身の人間がやるとあざとく見えそうなそれらの所作だが、芳根はそうしたある種ファンタジックなピュアヒロインをすんなりと演じ切る。

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【対立や衝突が存在しない「優しい世界」】

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