能勢電鉄1700系、還暦を超えた“レジェンド車両” 「古きよき阪急スタイル」を受け継ぐ最後の姿

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その扉を見ると、外側の上部に小さな箱が付いていた。これは、荷物の挟み込みを検知するための上下方向の光センサーだ。

「扉自体にも荷物の挟み込みを検知する機能(戸閉連動装置)があるのですが、さらに安全性を高めるため、光センサーとの“2段構え”にしているんです」

能勢電鉄1700系の側面
1700系の側面。客扉の上には光センサーが設置されている(撮影:伊原薫)

運転台は能勢電仕様

運転台には、このセンサーの表示灯やワンマン運転用の扉開閉スイッチなどを収納した「ワンマン運転操作卓」を設置。運転士は、戸閉連動装置と戸閉センサーの表示灯が2つとも点灯したことを確認して発車させる。

能勢電鉄 1700系 運転台
ワンマン運転用の客扉開閉スイッチなどが増設された運転台(撮影:伊原薫)
【写真の続き】アナログな雰囲気が漂う1700系の運転台回り。増備されたワンマン運転用の客扉開閉スイッチが運転台で存在感を放っている
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