能勢電鉄1700系、還暦を超えた“レジェンド車両” 「古きよき阪急スタイル」を受け継ぐ最後の姿

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「1757編成は、先頭車の1757号車と1707号車が1962年製、中間車の1737号車と1787号車がそれぞれ1960年製・1963年製です。いずれも還暦を超えています」と、能勢電鉄鉄道事業部営業課の広岡道也さんが教えてくれた。

広岡さんは同社の公式YouTubeチャンネル「のせでんチャンネル」で案内人を務めており、その軽妙な語り口が大人気。”広岡さんファン“も多く、「のせでんレールウェイフェスティバル」などのイベントでは、記念撮影やサインをお願いされることも少なくないという。

能勢電鉄1700系前面
1757編成は先頭車の1757号車と1707号車が1962年製(撮影:伊原薫)
【写真の続き】行先表示装置には「日生急行」や「妙見急行」など懐かしい表示も

“同い年”のベテラン社員が語る

ちなみに、広岡さんは1757編成の先頭車と“同い年”だ。

「当社の1700系はほとんどが阪急2000系を譲り受けたものですが、1787号車は元2021系のため、細部に違いがあります。また、同じ2000系の中でも後年の改造によって違いが生じた部分があります」と広岡さん。

たとえば、客室の窓は枠や手掛けの形状が変わっているほか、予備灯が蛍光灯か白熱灯かといった違いもある。

能勢電鉄 広岡道也さん
能勢電鉄鉄道事業部営業課の広岡道也さん。先頭車と同い年だ(撮影:伊原薫)
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