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鬱になった後どう生きるか、弱さを扱う異例のビジネス書/『強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考』井上慎平氏に聞く

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[著者プロフィル]井上慎平(いのうえ・しんぺい)/NewsPicksパブリッシング創刊編集長、問い読共同創業者。1988年生まれ。京都大学卒業。出版社2社を経て2019年ソーシャル経済メディアの書籍レーベル「NewsPicksパブリッシング」を立ち上げ、創刊編集長を務めた。X:@inoueshinpei(撮影:尾形文繁)
ビジネスの世界では強さばかりがもてはやされる。当たり前だ。企業も人も強くなければ、売り上げは伸びないし、競争を勝ち抜けない。でも、人間はそんなに強いのだろうか。時には弱さに逃げ込みたくなる人や、病を得るなど実際に弱くなった人もいるのではないか。著者のように。
『強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考』(井上慎平 著/ダイヤモンド社/1980円/304ページ)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

──この本はどんな本で、どのように生まれたのでしょうか。

鬱の闘病記でもなければ鬱防止のための本でもない、ビジネス書だ。鬱になった人向けのケア本はすでにあり、僕も何冊も読んで救われた。ところが、復職した場合にどう生きるか、どう働くかを論じた本がない。自分はたまたまそれを書ける立場にいると思った。

「弱さ考」は、「強がり考」とも言い換えられる。現代社会において一流のビジネスパーソンとして評価されるには、どこかで強がらないといけない。成長意欲にあふれ、やりたいことが山ほどあって、あらゆる変化を歓迎する、みたいに。でも多くの人はなかなかそうなれない。本書では、「演技」しながら生きざるをえないビジネスパーソンの強がりについて考えた。

僕がまさにそうだった。強さを演じているつもりが本気になって、その本気がいつしか人格になり、ついには鬱になってしまった。そんな自分自身を見つめ直してできたのがこの本だ。

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