【40代生え抜き】ドンキ運営元のPPIH次期社長・森屋氏が明かす「リーダー像」・・・ドンキに新卒で入社した意外すぎる理由とは?

入社理由は「迎合しない会社」だったから
――これまで物流、リスク管理など多くの間接部門で責任者を務めてきました。
いろいろ経験してきたとはいっても、行くところ行くところで上司に嫌われ、転々としてきた、というのが正直なところだ。やる意味も分からず、言われたことにただ従うというのはできない性分で、それが災いしたのだと思う。
――上司に嫌われてきた?
言いたいことは正直に言うタイプで、誰にも迎合してこなかった。当然、面白くないと思う人間も多かっただろう。
ドンキに新卒で入社したのも、「迎合しない会社」だったからだ。
当時は就職氷河期まっただ中。大企業も潰れ、銀行でさえ大合併が進んでいた時代だった。ネームバリューではなく、20年以上は成長できるような会社を探した。いくつか内定をいただいたが、卒業前に旅行で全国を回っている間、気がついたら内定承諾の期限が過ぎ、残ったのはドンキを含めて3社だった。
当時、「ドンキに就職する」と言うと、周囲の友人から「レストラン?」「ハンバーグ屋さん?」と言われた。それでもドンキを選んだのは、社会に迎合せず、とにかくひたむきにお客のことだけを考えている安田(隆夫氏、現・創業会長)の姿勢に胸打たれたからだった。
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