あの「崎陽軒」のシウマイ弁当が、大阪・関西万博で《関西バージョン》で販売!→食べて測ってみたら"違い"に驚いた

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パッケージは「シウマイ弁当」が黄色で、「関西シウマイ弁当」はオレンジ色。背景に描かれた昇り竜のバックは、「横浜ランドマークタワー」「中華街」か、「姫路城」「万博記念公園」といった違いだ。

ふたを開けた瞬間のパッと見た目、シウマイが5個入って、ごはんが俵状に8つ仕切られている形状は、ある程度同じように見える。

関西シウマイ弁当
「関西シウマイ弁当」の具材一覧(筆者撮影)

しかし、シウマイが少しだけ違う。「シウマイ弁当」は肉や干し貝柱の香りが強め、「関西シウマイ弁当」は出汁を練り込んでいるため、ひと口噛むと出汁のうま味がグッと来る。シウマイに関しては、「関東は香り、関西は出汁のうま味で勝負」といったところだろうか。

ほか、付け合わせの辛味調味料が「シウマイ弁当」は和芥子、「関西シウマイ弁当」は神戸発祥の「タカラマスタード」と、どちらも“地のもの”を使用している。

おかずも通常版と異なっている

おかずも少し違い、魚は「シウマイ弁当」がまぐろ漬け焼き、「関西シウマイ弁当」が鯖の幽庵焼き。筍は、「シウマイ弁当」が甘辛い角切りの醤油煮、「関西シウマイ弁当」は姫路駅ホームの名物「えきそば」の出汁で煮込んだ拍子切り。ただ少しだけ汁気があるせいか、関西はバランの位置が筍と鯖の間にある。

共通するおかずのうち、筍・蒲鉾は「シウマイ弁当」が大きめ。唐揚げはシウマイ弁当13.1g、関西シウマイ弁当26.2g(実測)と、なぜか「関西シウマイ弁当」のほうが倍ほど大きい。

そして、関西のほうが全体的におかずを詰め込んでいるせいか、全体の重量が「シウマイ弁当」464.5g、「関西シウマイ弁当」495.5gと、若干ずっしり目だった。ほか、ご飯の上のゴマが黒か白か、梅干しが青か赤か、といった違いもある。

ひょうちゃん
右が崎陽軒の単品販売のシウマイ、左が「関西シウマイ」単品販売のシウマイ。醤油さし(ひょうちゃん)の柄も違う(筆者撮影)

なお、万博での外食パビリオン「宴(うたげ)〜UTAGE〜」店舗では、崎陽軒のシウマイ、関西シウマイを単品販売している。

それぞれ違う柄の「ひょうちゃん」(陶器製の醤油さし)も入っているので、コレクションしておきたいものだ。

【もっと読む】「ご飯の食感が違いますね」→「横浜と姫路を新幹線で10回近く往復」 万博で話題「老舗駅弁3社」のコラボ出店、実現までのアツい背景 では、万博で話題となっている老舗駅弁3社のコラボの背景について、ライターの宮武和多哉さんが詳細に報じている。
宮武 和多哉 ライター

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みやたけ わたや / Wataya Miyatake

バス・鉄道・クルマ・駅そば・高速道路・都市計画・MaaSなど、「動いて乗れるモノ、ヒトが動く場所」を多岐にわたって追うライター。政令指定都市20市・中核市62市の“朝渋滞・ラッシュアワー”体験など、現地に足を運んで体験してから書く。3世代・8人家族で、高齢化とともに生じる交通問題・介護にリアルに対処中。著書「全国“オンリーワン”路線バスの旅(既刊2巻・イカロス出版)など

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