「きんつばが最強の手土産である」驚きの理由「助けてあげたい」と思わせる好感度急上昇コミュニケーション術で仕事がどんどんうまくいく

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僕自身、タクシー会社で働いていた頃、ある年配の経営者を訪問した際、会議室で差し出されたきんつばに救われた経験がある。その上品な味わいに緊張がほぐれ、リラックスして話ができた。その経験以来、「手土産に迷ったらきんつば」 を心がけるようになった。僕自身が好きだということも、きんつばを選ぶ理由の一つだ。

感謝を伝え好感度を急上昇させるコツ

「皆さんで召し上がってください」「ご家族でどうぞ」といった一言を添えるだけで、手土産が単なる物から「思いやり」に変わる。相手だけでなく、その周囲の人々にも気を配っていることが伝わるからだ。

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以前、取引先の担当者に「これ、奥様と一緒にどうぞ」ときんつばを渡したとき、「あっ! 家内は和菓子が好きなんですよ」と笑顔で喜んでもらえた。相手の家族や職場全体を思いやる姿勢が、あなたの好感度をとても上げてくれる。

また、手土産を渡すとき、「このきんつば、僕が個人的に好きな和菓子で、ぜひ試していただきたくて。お口に合うといいのですが」と笑顔で一言添えると、相手に特別感と親近感が伝わる。

手土産を渡すときに添える言葉に少し工夫を加えるだけで、相手に感謝や思いやりが自然に伝わる。そして、その行動が「きちんとした人」という評価に繋がり、あなた自身の印象を大きく高めてくれる。

これは単なる礼儀やマナーではなく、長期的な信頼関係を築くための戦略的な投資だ。手土産はあなたの心を形にしたメッセージそのものなのだ。相手に「この人とまた会いたい」と思わせるチャンスは手土産が引き寄せてくれる。

会食や訪問の際には、ぜひ手元に、あなたにとっての「きんつば」を用意してみてほしい。手土産を通じて伝わる気配りが、良い関係の第一歩を築いてくれるだろう。

今すぐやってみよう
あなたにとっての「きんつば」を見つけよう
濱 暢宏 ハマティニクス代表取締役社長、グロービス経営大学院教授。

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はま のぶひろ / Nobuhiro Hama

東北大学工学部卒業後、シャープ株式会社に入社。任された仕事では平均以下の成果しか出せず、37歳で退社するまで万年低評価・昇格なしの平社員生活を送る。グロービス経営大学院で「本当にやりたい仕事」と出会い、2014年に日本交通株式会社へ転職。同僚だけでなく、取引先社員やタクシー運転手にも「助けてもらう」スタイルで仕事に取り組み、JapanTaxi株式会社(現GO株式会社)の初代COOとして、LINE TAXIやYahoo!地図との提携など新規事業を成功に導く。

2019年からはセブン&アイ・ホールディングス傘下のベンチャー企業や、株式会社ワイヤレスゲートなどの経営に従事。2024年、株式会社ハマティニクスを設立。

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