一世を風靡するも最近、全然名前を聞かない「俺のイタリアン」。実は久しぶりに新業態を出店、“現在の姿”に驚愕したワケ
同社は2018年にはファンドの傘下となり、さらにその後、2024年7月には投資ファンドのネクスト・キャピタル・パートナーズが全株式を取得。同年11月には30店舗弱の飲食店を展開するオリーブを吸収合併し、オリーブの店舗を「俺の」に業態転換しつつ新規出店も進める。
現在は国内で67店舗を展開し、2025年10月期の売上高は120億円を見込んでいる。
今回の「俺の炉ばた」以外にも積極出店中だ。去年から今年にかけて、既存業態をブラッシュアップした新店を都内や大阪に出している。なお、同じビル1階には「俺のフレンチ・イタリアン」も同時にオープンしており、さらに6月には新宿に「俺の炉ばた」の2号店の出店が控えている。

順調に出店を重ねる同社。完成度の高い店づくりを見るに、上場も夢物語ではなさそうだ。「俺の」強みは次の3点だと勝手に分析してみた。
一つずつ確認していこう。
「俺の」3つの強み
・「俺の」のネームバリュー
かつての「俺の」と現在の「俺の」はだいぶ別物になった。それでも「俺の」という名前は変わらずそのまま使い続けている。
しかし、ブーム時の印象で止まっている人も少なくないはず。そのギャップは機会損失にならないだろうか?
筆者は立石社長に「現在も『俺の』の名前にこだわるのは何故か」と質問してみた。その答えは、「店舗数の割に知名度があるから」とのことだ。
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