インド新幹線が導入?「JRと共同新事業」続々登場 スタートアップの知見生かし鉄道ビジネス拡大

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

多くの駅、オフィスビル、商業施設などに導入され、「警備ロボットではシェアNo.1」(松井氏)。さらに、JR東日本とサイネージ付きロボットを開発し、4月7日に開業したJR東日本の駅ナカ商業施設「エキュート秋葉原」に導入した。話しかけられるとその場で音声で応答し、サイネージ画面で地図などの視覚情報を映し出す。英語にも対応する。

今回提案したのは「1人3役マルチユースロボットソリューションの社会実装」。ロボットが日中は駅構内で案内し、タイミングを見計らって、商業店舗で販促活動を行う。夜間は警備活動という「3役」である。「今後は設備の点検などの機能を付与して、5役、6役と増やしたい」(松井氏)。

デジタル教育技術で駅ビル来訪者増?

来場者の投票によって決められる「オーディエンス賞」も制定された。受賞したのは子供向け教育事業を展開する「SOZOW」(東京都品川区、小助川将代表)。デジタル技術を活用し、教育にエンターテインメント要素を取り入れた「エデュテイメント」を提唱する。

2月には東京・有明の商業施設でAIやロボット、バーチャルリアリティなどの先端技術を無料で体験できるイベントを実施した。

「家庭の経済的な事情により体験機会に格差が生じ、それが子供たちの未来に与える影響が懸念される中、誰もが無料で多様な学びと体験に触れられる機会を作りたい」と小助川代表。JR東日本とのコラボについては今夏に秋田駅の駅ビルで親子向けのデジタル体験イベントを開催する。目標は「駅ビル来訪者の5%アップ」。小助川代表は「駅を通過点から目的地にしたい」と意気込む。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事