実は"鉄分"濃い目、JR東の「高輪・大井町」再開発 車両基地に隣接、鉄道会社ならではの「仕掛け」も
社運をかけてJR東日本が進める2つの大型再開発プロジェクトが3月28日、同時に完成を見た。TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)とOIMACHI TRACKS(大井町トラックス)である。
両者のエリアのあちこちで“鉄道”の存在が感じられる。実際、高輪ゲートウェイシティの内覧会の日には、エリアの一角から東海道新幹線を走るドクターイエローの姿が見えた。
高輪ゲートウェイシティは山手線に新駅まで造るほどの力の入れようだった。2020年の駅開業後、2025年に駅前のツインタワーが開業、そして今回、オフィス・商業・クリニックなどの複合棟、ミュージアム「MoN Takanawa(モン高輪)」、住宅・インターナショナルスクール棟という3つの施設が完成し、全体の街開きとなった。なお、これで開発が完全に終わったわけではなく、品川駅寄りの2区画が今後、開発される予定だ。
工事中に「高輪築堤」発見
品川と田町の間にあった車両基地の設備見直しなどにより創出された土地を開発して新たな街づくりを行うとJR東日本が発表したのは2014年のことだ。2018年には都市計画手続きが始まった。
2019年、工事現場で古い石積みが発見された。1872年に日本初の鉄道が開業した際、海上に線路を敷設するために築かれた鉄道構造物「高輪築堤」の一部である。江戸時代に東海道として知られていた現在の第一京浜国道は、当時は海岸線を走る幹線道だった。そして現在JR東日本が開発を進めている高輪ゲートウェイ駅の一帯は江戸時代には海だった。



















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