1日で4000万円損失の元プロポーカープレイヤーが自分を立て直すときに使った《心を整える最強ワザ》。「わかっていても、できない」の対処法
ゲシュタルト療法は、基本的にクライアント自身が、現在の問題のもととなっている感情を見つけ、吐き出して解放することをうながしていきます。感情を吐き出し、自分を解放した結果、問題が問題ではなくなっていくのです。
したがってゲシュタルト療法の場合、セラピストは、クライアントの感情や思い、価値観を、勝手に「良い」「悪い」とジャッジしたりしません。また、「こうしましょう」と結論を導くことも基本的にはしません。
クライアントが、心の中にため込んだ感情や価値観を吐き出し、解放して、その結果、自分の中の不必要なこだわりや、苦しめているものが自然となくなるという療法なのです。
1人で実践するMET療法
MET療法はセラピストに相談できない場合、1人で実践することもできます。自分で対処する方法は以下の通りです。
「仕事のミスを引きずって手につかない人」の例で話していきましょう。
まずは、「早く仕事しなければいけないのに、仕事のミスを引きずってしまって手につかない」という場面を思い出していきます。そのとき、自分の中でどんな感情が湧きあがってきたのかをじっくり観察してみます。やがて、そのときに感じていた感情が出てくるはずです。
あせりや恐怖、自分を責めるイライラした気持ち。さらには、「やばい! 仕事が終わらない」「これができないと上司に怒られる」「またダメなやつ扱いをされる」「なんで自分はこんなにダメなんだ」といったフレーズが頭に浮かんでくるかもしれません。
すでに強いいらだちやパニック状態に陥っているときもあると思います。そのような感情が高ぶった瞬間であっても、「タッピング」を取り入れることで心を素早く落ち着かせ、冷静さを取り戻すことが可能です。
タッピングとは、東洋医学の経絡、俗に言う「ツボ」を、クライアント自身が自分の指で刺激することです。具体的には、指先で軽くトントンと叩く(タップする)ことで、扁桃体の過剰反応を抑えます。
ツボは全身にたくさんあることが知られていますが、メインとして頻繁に使われるのは、鎖骨の下にあるくぼみです。左右はどちらでもかまいません。
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