柿島:そうなんですね。漫画を読んでいたのは小学4年生くらいまででしたが、それから急に眼が悪くなりました。それと、もう一つ、近視に関係するかは分からないのですが、小学5年生の時に、野球をしていてボールが目にぶつかったことがあります。
目にボールが当たったら、症状がなくてもすぐ病院へ
窪田:ボールが目に直接当たったのですか?
柿島:そうです。すぐに病院に行ったら、眼科の先生に「瞳孔が開いちゃっているね」と言われて。たしか目薬で治療をしたと思うのですが。
窪田:目への影響は特になかったですか?
柿島:その直後には特になかったと思います。
窪田:瞳孔が開いてしまっていたのは、かなり大きな衝撃だったと思いますが、大事にならなくてよかったです。
柿島:ボールが目に当たるのは、子どものケガではよくありますよね。そういう時はどう対処したらよいですか?
窪田:柿島さんのように、すぐに眼科に行って、どのくらい外傷があるのかを調べてもらうのが正解です。その上で、絶対安静に。もし出血をしている場合は「両眼帯」をつけて、両目を動かさないようにしておくことが大切です。
柿島:私も眼帯をして、しばらく安静にしていた記憶があります。
窪田:一番危険なのは、目に小さなものが当たってしまった時。 例えば、バドミントンで使われるシャトルのようなものが、実はとても危険です。
目の周りには眼窩骨という骨があるので、ある程度の大きさがあるボールなどは、骨に当たることで眼球への直接の衝撃は抑えられるのですが、それより小さいものが目に当たると重症になることも。
柿島:当たるものの大きさによっても、目への影響が違うのですね。
窪田:そうなんです。ただ、大きなものでも、どのくらい骨にぶつかって止まるか、なおかつ眼球をどのくらい圧迫したかによって重症度は変わってきます。重症の場合は入院が必要になるケースもあります。