【問題です】地球の自転が止まったら人はどうなるでしょうか? 気になる科学の疑問を、人気勉強系YouTuberの”あきとんとん”が解説!
りりかさん:それと今回の話にどんな関係があるんですか?
あきとんとん:地球が自転をやめると、地球上の人にはどんな法則が働くかな?
りりかさん:ひょっとして、慣性の法則ですか?
あきとんとん:そのとおり。赤道の長さは約4万kmだって説明したよね。ここから地球が1時間に何kmの速さで自転しているかがわかる。
りりかさん:4万kmを24時間で1周しているってことは、40000÷24をすればいいんでしょうか?
あきとんとん:大正解! 計算してみると、だいたい1700になる。つまり、自転の速さは時速約1700kmってこと。これが急に止まるわけだ。あとは慣性の法則を理解していればわかるよね。人はどうなる?
りりかさん:ふっ飛びますね……。
あきとんとん:そうだね。電車に乗っているときとはくらべものにならないよ。時速1700kmで飛ばされることに身体が耐えられないだろうしね。
りりかさん:光の速さのところでそんな話、ありましたね……。
あきとんとん:同じ現象が地球規模で起こるんだ。だから、地球にあるものはほとんどふっ飛ぶと考えられるね。人だけじゃなく、家や木も。
りりかさん:滅亡!
あきとんとん:さらにいうと、空気もふっ飛ぶんだよね。映画やドラマで爆発が起きると、すごい勢いで風が吹くじゃない? あれがさらに激しくなったものが、地球規模で吹き荒れるわけだ。
りりかさん:ホントに滅亡しますね……。
あきとんとん:他にもね、自転のおかげで日本には四季があるんだよね。太陽に近いときは夏で、遠くなると冬って感じね。これもなくなって、地球は熱い世界と寒い世界の2つになるかもしれないね。
りりかさん:自転を絶対に止めないようにしないといけませんね。
あきとんとん:僕らにできることもないけどね……。
りりかさん:祈ることくらいかな。
自転:地軸を中心として、1日に1回、地球が西から東に回転する動きのこと
宇宙は想像もできないくらいの広さ
Q. 宇宙ってどれくらい広いの?
A. 少なくとも138億光年以上の広さで今も広がり続けている!
りりかさん:宇宙って、味の素スタジアム何個分ですか?
あきとんとん:東京ドームじゃなくて!?
りりかさん:実は味の素スタジアムのほうが、人がたくさん入るらしいですよ。
あきとんとん:そ、それは知らなかった……。でも正直、味の素スタジアムだろうが東京ドームだろうが、答えはあまり変わらないだろうね。
りりかさん:なぜですか?
あきとんとん:それはまず第一に、宇宙が広すぎるからだね。2つの差はほとんど無視してよいくらいの差になってしまうね。
りりかさん:想像もできませんね。どれくらい広いんですか?
あきとんとん:宇宙は少なくとも138億光年以上の広さだといわれているよ。
りりかさん:こうねん……?
あきとんとん:光年っていうのは、光が1年間に進む距離のことだよ。
りりかさん:光って1秒で地球7周半って習ったのに、それが1年間!?
あきとんとん:そう。宇宙は広すぎるから、キロメートルのような地球上で普段使っている単位を使うと、けた数が大きくなりすぎちゃうよね。だから光年を使って広さを表すんだ。
りりかさん:想像もつきませんね。
あきとんとん:具体的な話をすると、1光年は約9兆5000億kmだ。宇宙の話もしておくと、僕らがいる地球は太陽系っていって、太陽と太陽の周りにある天体の集まりに分類されるんだ。いってしまえば、太陽をリーダーにしてるグループだね。太陽系の惑星について、聞いたことはない?
りりかさん:小さい頃に歌で覚えた気がします。「太陽系の惑星はすいきんちかもくどってんかい!」
あきとんとん:そうだね。太陽に近い順で水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8つだね。それの頭文字の歌だ。それで、太陽系は銀河系っていう天体の集団に属しているんだけど、これは直径約10万光年もあるよ。
りりかさん:宇宙の広さを聞いたあとだと、銀河系すら小さく見えますね……。
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