「米国株一辺倒じゃない!」気鋭の投資家が注目する高いリターンを狙える鉄板15銘柄とは? オランダ、台湾、南米、日本…どれに投資する?

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世界で稼ぐ企業があっても、投資しにくいんじゃないの? と思われそうですね。その心配は無用です。米国企業ではなくとも、米国市場に上場している企業が多くあり、米国株同様に取引することができます。それらは「ほぼ米国株」ともいえる存在です。成長株を5つご紹介しましょう。

《米国以外の外国の成長株》

【銘柄名】ASMLホールディング

【コード】ASML

【概略】オランダ企業だが米国のNASDAQに上場している。半導体製造の露光装置メーカーで世界首位。半導体の製造工程は1000ステップを超えるといわれ、製造工程ごとに製造装置メーカーが存在する。同社はそのうち、露光装置を手掛ける。半導体の微細化に欠かすことができないEUV露光装置は世界で同社だけが製造できる。

世界シェアは60%の半導体受託製造企業

【銘柄名】台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSMC)

【コード】TSM

【概略】台湾企業だがニューヨーク証券取引所に上場している。半導体受託製造企業として世界トップで世界シェアは60%ほど。最先端の半導体を量産しており、半導体製造のリーディングカンパニーである。熊本県に工場ができたことから日本でも有名になった。世界の時価総額ランキングではトップ10付近におり、日本の首位トヨタが同40〜50位付近であることと比較すると、世界での立ち位置がよくわかる。台湾有事を念頭に置く必要はある。

【銘柄名】アーム・ホールディングス

【コード】ARM

【概略】英国企業だが米国のNASDAQに上場している。CPU(中央演算処理装置・半導体)テクノロジーの世界的リーダーだ。半導体の設計企業であり、ライセンス収入とロイヤルティ収入が収入源である。同社は、半導体企業よりライセンス料を受け取って、プロセッサー・デザインのライセンスを供与する。さらに、半導体企業より、同社のテクノロジーを使用したチップごとに販売価格などに基づきロイヤルティ収入も得る。Armベースのプロセッサーで動作するスマートフォンの割合は99%と独占的で、最近はデータセンター、自動運転、IoTでの市場シェアを拡大中。アルファベット、アマゾン、アップル、インテル、マイクロソフト、エヌビディア、サムスン、TSMCなど大手企業を顧客に持つことも強みといえよう。

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