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フジテレビが《最もクリーンなメディア》になる? 「楽しくなければテレビじゃない」脱却宣言と「アナウンス室の独立」が示す“苦しすぎる事情”

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  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者

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フジテレビの“覚悟”を思わせる改革内容が発表されました(写真:今井康一撮影)

4月30日、フジ・メディアHDの金光修社長とフジテレビの清水賢治社長が総務省を訪れ、フジテレビの再生・改革に向けた8つの具体策を説明し、その後会見を開きました。

8つの具体策とは、まず“人権・コンプライアンス意識向上・体制強化”として、「人権ファーストを徹底する仕組みを作ります」「人権侵害、ハラスメント被害者を守り抜きます」「コンプライアンス違反への厳正な処分を行います」「危機・リスクを減らす仕組みを導入します」の4つ。

さらに“ガバナンス改革・組織改革”として、「編成・バラエティ部門を解体・再編 アナウンス室を独立へ」「役員指名の客観性・多様性・透明性を確保します」「女性比率UPと若手登用で多様性を実現します」「公共性と責任を再認識し、企業理念を見直します」の4つでした。

世間も驚いた「2つの見直し」

中でも目を引いたのが、「アナウンス室の独立」と、企業理念の見直しとして掲げた「『楽しくなければテレビじゃない』からの脱却」の2つ。

清水社長は、「『編成・制作がキャスティングする側で、アナウンサーがされる側という従属的な関係性が問題を生んだ』と認識し、アナウンス室を編成・制作部門から独立させます」「社内の一部に『楽しくなければテレビじゃない』を過度に重視した風土が根付いていたことを重く受け止め、編成局・バラエティ制作局などの制作部門の組織を解体・再編します」と明言。

これらのコメントを多くのメディアが取り上げ、ネット上には賛否の声があがっています。

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【「アナウンス室の独立」でどうなる?】

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