積極的に健康を意識する企業 〜グッド・アクション2014より〜

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2015年2月に実施された「グッド・アクション」の第1回。社員の働きやすさを支援する取り組みを表彰するこのイベントには、70以上の応募が寄せられた。
その応募企業のなかには、昨今の「健康企業」の流れを先取りする取り組みが見受けられた。惜しくも受賞にいたらなかったが、個性的で、楽しそうなアイデアには、現場社員の楽しもうとする暖かさを感じる。
第2回の選考はもう始まっているが、ここで、前回のウェルネス系の取り組みをいくつか紹介してみたい!
※こちらの写真はリベルタさんの「こめこめクラブ」(下記詳細)の様子

 個性的で続けられる取り組みに注目

リベルタ 「こめこめクラブ」

仕事が忙しく、食事が不規則でコンビニや店屋物になりがちな社員のために 昼食時に社内で炊き立ての暖かいご飯が食べられる食事サポート制度。

ヴァンテージマネジメント「チャリ通手当」

オフィスから2km圏内に住む社員を対象に月2万円を支給する制度。 朝晩の通勤帰宅ラッシュによる疲労を避けることができる。オフィス近隣に住むことで、時間に制限されない自由な働き方や社員同士のコミュニケーションが生まれる。

もしも「野菜ジュース制度」

社員の健康増進とコミュニケーション活性化を目的に、休憩室にトマトジュース、野菜ジュース、青汁等、様々な野菜ジュースを設置、無料で飲み放題にしている制度。
 

思わずなんだろう?と感じる、個性的な取り組み。3社それぞれの取組みについて、どのような効果が得られたのか?質問をぶつけてみた!

 

リベルタ


平均年齢30代前半の当社は、マンガの「ワンピース」のように、同じ船(会社)に乗りお互いを尊重しあって活動しています。この社風の前提になるのが「健康」なんです。全額会社負担の人間ドックとか、乳がんセミナーなどを実施し、社員が健康であることをとても大切に考えています。こういった流れがひろがって、様々な取り組みになっていくのは素晴らしいですね。
 

ヴァンテージマネジメント


社員の健康が業績にも関わってくる、そう言われる時代ですよね。総合的な視点で、健康マネジメントを考えるのはとても重要だと思っています。
 

もしも


弊社では「組織力向上委員会」というものを発足させ、健康や働きかたの改善を図っています。ひとひとつの施策を丁寧に回していくと、体調不良を訴える人が少なくなりました。効果があると感じています。
 
 

リベルタ


「こめこめくらぶ」のきっかけは、代表の佐藤が社員に炊きたてご飯を食べてほしいという思いから。代表が自費で購入したコシヒカリは人気です。
次はパンにも挑戦するつもりですし、ココロのウェルネスという視点で、日頃から感謝している仲間たちを「◯◯感謝デー」としてパーティーを開きたい。そんな人事評価の外にある取り組みまで考えているところです。
 

ヴァンテージマネジメント


「チャリ通手当」の効果は大きく広がっています。時間の余裕ができて朝食も摂れ、自転車は良い運動になる。休日も自転車で出かけるようになったという声も出てきています。
自転車は多くの取り組みの一面で、野菜宅配でランチにもう一品野菜を増やすとか、マッサージチェアを導入するなど、いろいろチャレンジしています。月に1,2回、体操のインストラクターさんに来ていただくことも予定しています。
 

もしも


「野菜ジュース制度」は効果がありました。社員5人以上の課外活動に補助を出すとか、ランチタイムの白米食べ放題など、人気の制度をはじめ、もっと多くの取り組みを意識していきたいと思っています。
グッド・アクションの他社さんの事例や、社員の意見を参考に、今後は「健康増進」のための企画を、組織力向上委員会が中心となって考えていく予定です。