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新人教育や評価もAIにお任せの時代? 「上司よりAIから評価してもらいたい」と考える部下も AI時代にも無くならない「上司力」を考える

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  • 横山 信弘 アタックス・セールス・アソシエイツ 代表取締役会長

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職場でのAI活用は増える一方です(写真:kou / PIXTA)

「来期からAIを使って新人教育するので、上司の皆さんは、部下を励ますことだけに集中してください」

このように言い切る経営者が、これから増えていくのではないか。それほどまでにAIの進化は留まるところを知らない。

AIが生徒に囲碁を教えた結果、人が教えるときより生徒の勝率が上がったという話は有名だ。しかも男女の実力差が解消されという。

採用も育成も評価も、AIに任せたらどうなるのか? 組織はどう変わっていくのか? 今回は「AI時代の人材育成と評価」について解説していく。

前代未聞のAI活用が急拡大する原因とは?

「AIなんて使えない」

「なんだかんだ人間らしさが必要だ」

昨今、このようにネガティブな発言をすると「時代遅れ」と思われるようになった。もちろん過度なAI依存もよくない。しかし、まったく興味を示さず、AIリテラシーを上げようともしない管理職は、今後生き残れないのではないか。そう思えるほど、日本企業でもAI活用の事例がかなり増えた。

金融業界では三井住友信託銀行がAI評価ツール「GROW360」を導入している。社員の業務スキルや行動特性を多面的に評価するためだ。AIが分析して社員の能力を「見える化」し、優秀社員の共通特徴を抽出。このデータに基づいて人材育成計画や適材適所の配置などを実現するという。

IT業界ではパーソルコミュニケーションサービスが、新人研修でAIを活用している。AIが仮想のお客様役となってロールプレイを行い、評価フィードバックをしている。JCOMもコールセンター業務で人事評価にAIを活用する。

建設業でも東洋建設がAI搭載の「能力評価システム」を導入。172項目の能力を見える化し、分析する。

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