寒暖差のある日が続くけれど…桜の開花「今年はどうなの?」気象予報士がお花見時期と天気を解説
北海道はさらに短く、開花後わずか2日から4日くらいで満開になります。
札幌の満開予想日は4月27日です。函館は4月20日に開花して4月24日に満開、旭川は4月28日に開花して4月30日に満開、釧路は5月8日に開花して5月11日に満開になることが予想されています。
ちなみに、旭川や釧路など北海道の一部では、本州で一般的なソメイヨシノではなく、厳しい寒さに適応したエゾヤマザクラという品種の桜が標本木に定められています。
最新の桜開花・満開予想日はこちらをご覧ください。
ところで、お花見を計画するときは、天気予報をこまめにチェックしたほうが良さそうです。
「春に3日の晴れなし」という言葉があるように、春は低気圧と高気圧が次々にやってくるため、短い周期で天気が変わります。少しタイミングがずれたら天気も気温もガラッと変わるので、最新の情報を確認するのがおすすめです。
1日の気温の変化にも注意が必要です。昼間はポカポカ陽気でも日が暮れると一気に冷えます。特に晴れる日は朝晩と日中の寒暖差が大きいので、夜桜見物は暖かくしてお出かけください。
この先の気温はどうなる?
3月13日に気象庁が発表した1か月予報によると、3月15日から21日までは日差しが少ない影響で、平均気温は全国的に平年より低くなりそうです。

一転、3月22日から28日は晴れる日が多く、平均気温は北日本から西日本で平年より高い見込みです。3月29日から4月11日は、北日本は平年より高く、東日本と西日本はほぼ平年並みになるでしょう。
桜の見頃は短いイメージがありますが、それも天気や気温次第です。
晴れて気温が高ければ一気に咲きますし、寒の戻りがあればゆっくり咲き進むので、長く楽しめます。咲いたばかりの桜は多少の雨や風では散りませんが、散りはじめのタイミングで雨や風の影響を受けると、早く散ってしまいます。
花の中央の色に注目してみてください。咲きたては白っぽいですが、徐々に赤くなります。色が濃くなったら、桜が散りはじめるサインです。
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