寒暖差のある日が続くけれど…桜の開花「今年はどうなの?」気象予報士がお花見時期と天気を解説

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筆者はお城が大好きなので、お城めぐりとともに標本木を観察できて、うれしいです。

気象庁は、標本木の花が5〜6輪以上咲いた状態を「開花」、全体の8割以上の花が咲いた状態を「満開」と定義しています。これに基づいて、各地の桜の開花情報が発表されるのです。

関東や西日本の開花予想日は?

3月13日に発表された桜の開花予想日では、今年最も早い開花は宮崎の3月21日、続いて東京と鹿児島が3月22日となっています。東京は昨年の3月29日と比べて、1週間も早く開花する見込みです。これは大きな違いですね。

名古屋と福岡は3月24日、大阪や広島は3月27日、金沢は4月1日に開花するでしょう。

桜の開花予想日(出典:weathermap)

そして、開花から満開になるまでは、東日本と西日本では7日から10日程度かかります。満開予想日で最も早いのは東京で、3月28日です。高知、宮崎、鹿児島が3月29日、福岡は3月30日、名古屋は4月1日、大阪は4月2日に満開日が予想されています。

北日本では、今年は平年より早く開花するところが多そうです。

仙台の開花予想日は3月31日で、平年より8日も早いです。4月1日予想の金沢よりも先に開花すれば、観測史上初めてのこととなります。盛岡は4月10日、青森は4月13日、札幌は4月23日で、いずれも平年より1週間以上早く開花するでしょう。

北日本の特徴は、東日本や西日本と比べて、開花から満開までの期間が短いことです。東北では開花から5日程度で満開に達し、仙台は4月5日、盛岡は4月15日、青森は4月18日が満開予想日です。

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