スタバ「紅茶専門店」に見るカフェ業界の"変容" コーヒーだけで拡大はもう難しい時代に…?
日本で「非コーヒーチェーン」は根付くのか
とはいえ、やはり「非コーヒーカフェチェーン」が日本でシェアを広げる道のりはまだまだ遠いだろう。
日本でカフェといえば「コーヒー」というイメージが強く、紅茶はその定番商品として根付いてこなかった。
時折、紅茶好き界隈で話に上がるのが「なぜティーチェーンは根付かないのか」という話題。そもそも日本の喫茶店文化がコーヒーと不可分だったことや、茶葉の種類の多さによる管理の難しさ、注ぎ方などのオペレーションの難しさなど、その原因はいろいろ考えられる。
だから、近年出店が増えている専門店も成功するかは未知数だ(ちなみにアメリカのスターバックスはかつて、紅茶専門店を出店したが、大量閉店を経験した過去を持っている。やはり紅茶をチェーンオペレーションで扱うのは難しいということか)。
ただ、先ほども書いた通り、現在は市場の飽和とインバウンドの抹茶人気という時代的な要因がある。これらの波に乗ることで、既存の喫茶店市場とは異なる展開もありうるかもしれない。
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