とんよーさんは2001年、神奈川県横浜市に医師の父親と、薬剤師の母親のもとに生まれました。幼少期から医療関係の仕事が身近にある環境で、自然と医師を志したそうです。
「大きなきっかけがあったわけではありませんが、医師になりたいという思いは強くありました。幼稚園の卒業アルバムの将来の夢も、明確に『医師』と書いていましたし、順調にいけば医者になれるんだろうなと思って過ごしていました」
教育熱心な家庭のもとで、ピアノやバイオリンなど、小さいころから習い事をいろいろさせてもらっていた彼は、幼稚園受験をして神奈川県の私立の桐蔭学園に入りました。
そして、そのまま桐蔭学園小学校に進みましたが、高学年のときの成績は160人中50~60位くらいでした。中学進学のタイミングでは、希望の進路がかなわなかったことで、外部受験を決断します。
「当時、桐蔭学園は中学校に上がるタイミングで桐蔭学園中等教育学校と、桐蔭学園中学校のどちらに入るかを選べました。中等教育学校のほうが小学校での成績がよく、将来医学部に進学する生徒も多いのですが、私は内部受験で中等教育学校に入れませんでした。そこでどうしようかと考えていたところ、親に秀明学園を勧められたのです」
外部受験で入った学校で生徒会活動に熱中
医者や歯医者の子どもが多い全寮制の中高一貫校、秀明中学校・高等学校。医師を目指すにはうってつけの環境であったこの学校を受験して合格した彼は、中学時代の成績もいいほうでした。
最初のテストでは学年100人中16位だった順位はどんどん上がっていき、中学3年生のときには100人中3位の成績をとることもありました。中学校の最終学年では生徒会長も務めた彼は、まさに順風満帆の生活を送っていたそうです。
「中学3年生から生徒会活動が楽しくなって、生活が生徒会中心になっていきました。文化祭に向けていろんな部署と連携したり、『生徒会ムービー』という毎年恒例の30~40分の映画を、1から脚本を書いて作成したりしていました。仲間と何かを作りあげることにとてもやりがいを感じていて、勉強もやってはいましたが、そちらにかなり時間を取られていましたね」
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