「自分なりに」をよく言う人に多い「正当化」の罠とは?「マイペース」を多用する人も要注意!

リーダーの執着が周囲にいい影響をもたらすことはありません(写真:Mills/PIXTA)
マネジメントに関する書籍の多くは、「部下に対する接し方」や「リーダーとしての仕事のやり方」を指南します。
しかし、数々のアドバイスを実践しても、「とにかく多忙で、頑張りすぎている」「リーダーとして自信がない」「手応えを感じない」ということはありませんか?
リーダーが優れたマネジメント力を発揮するために本当に必要なのは、「1人のとき」にいかに考え、自分を磨くかということです。では、1人の時間をどう過ごせばいいのでしょうか。
本稿では、『できるリーダーが「1人のとき」にやっていること』から、部下や組織を成長させるための考え方を紹介します。
3回目は、リーダーが手放すべき執着についてです。
「自分のもの」という思いが生み出す執着
人は本能的に「所有したい」と思う生き物です。私たちは、ものを手に入れ、増やすことに喜びを感じます。
しかし、所有するものが増えれば増えるほど、それを失うことへの恐れや執着も強まります。そして、「もっと必要だ」と感じ、不足感にとらわれるのです。
この「もっと必要だ」という感覚が、私たちを苦しめる原因です。
「所有したい」という気持ちは、常に「自分には何かが足りない」という前提に立っています。「欲しいもの」や「持っていないもの」に意識を集中することで、自分の中の不足感が強調されてしまいます。
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